最近、ハンバーガーにハマっている。
クアアイナやヴィレッジヴァンガードのダイナーなど本格的なハンバーガーが食べられるお店も増え、胃袋はすっかり”肉をよこせ”と僕に訴えかけるようになってしまった。
逆にマックやロッテリアには行かなくなった。
近年、ファーストフードの価格も上がってきたので、僅か数百円の差ならファーストフードを選ぶ理由がないのである。
利点を挙げるなら、どこの街にもあるということくらいだろう。
パントリーコヨーテ
そんなジャンクフードの塊のような僕が大好きなのが、千葉駅から15分くらい歩いた所にあるパントリーコヨーテだ。
ここのオーナーはヴィレッジヴァンガードのダイナーを立ち上げた方で、アメリカンハンバーガーのブームを牽引していた経験を持つ。
店内も古書や星条旗、ヴィンセント・ギャロのポスターまであったりして雰囲気は完全にテキサスだ。
店内は良い意味でこじんまりとしていて、どこかアットホームな印象を受ける。
きっと、オーナーと奥さんの2人で経営されているからだろう。とても、居心地がいい空間なのだ。
オススメは「クラシックビーフバーガー」
パントリーコヨーテでは一番オーソドックスなクラシックビーフバーガー。
パティは肉汁たっぷりで厚みがあり、口の中で牛肉の旨みが溢れだす。
味付けは、スパイスをあまり使わないというコンセプトらしく、優しい自然な甘みがある。
素材本来の味を大切にしているのだ。
オーナーは開業前にメキシコ料理を勉強しており、それをハンバーガーに活かしているらしい。
スパイシーなイメージのあるメキシコ料理だが、本来は素朴な料理でスパイスでごまかさない味の深みがあるとか。
バンズは少し柔らかめで、あくまで主役はパティであると、主張を抑えながらも決して負けていない名脇役といったところだろうか。
まあ、食べ進める内に肉汁を吸って、バンズだけでも十分な美味しさに変貌してしまうのだが。
トマトやレタスなどの野菜は千葉で獲れたものを使っており、地産地消ならぬ、千産千消を実践している。
千葉の温暖な気候で育った野菜は甘みも強く、ハンバーガーには最適だ。
もちろん、ソースに使われる野菜も千葉県産である。
ここまで、素材にこだわるとスパイスを多用しないというのも頷ける。
牛肉や野菜の旨みだけでここまで美味しいものができるのだから。
ただ、付け合わせのポテトはあまり特徴のない普通のポテトだった。
まだ、若いお店なのでこれから改善されていって欲しい。
ランチセットが断然お得!
ランチタイムの11:30~16:00はプラス100円でドリンクとスープが付いてくるのでとてもお得だ。
このクラシックビーフバーガーが800円なのでセットでも900円ということになる。
千葉でハンバーガーが食べたくなったら迷わずパントリーコヨーテを選ぶのも、ごく自然な選択なのだ。
大味に見えて、とても奥の深いハンバーガー。
いつか、本場アメリカのハンバーガーも食べてみたいものだ。