こんにちは、イティーです。
僕は、外出時は必ず音楽を聴くので、イヤホンが欠かせません。
2年前にBluetoothイヤホンに変えてからというもの、ワイヤレスの快適さの虜になっていましたが、左右を繋ぐコードには煩わしさを感じていました。
しかし、今回購入したイヤホンを左右を繋ぐコードもない「完全ワイヤレス」です。
その名も「Air by crazybaby(エアーバイクレイジーベイビー)」。
数ヶ月使用してみたレビューをたっぷりと書いていきたいと思います。
目次
クラウドファンディングで手に入れた「Air by crazybaby」
クラウドファンディングで支援していたので、一般販売よりも前に手に入れることができました。
世の中にない変わったものが好きな人は、クラウドファンディングでちょこちょこ支援してみると楽しいですよ。
さて、この「Air by crazybaby」ですが、納期が遅れに遅れて大炎上したプロジェクトでもあります。
そのせいで、製品を公平に評価している人が少ないのが残念ですね。
amazonのレビューを見ると、製品の質ではなく感情的な面で低評価をしている人がかなり多いです。
まあ、crazybaby社の対応は確かによくなかったと思いますが。
ただ、同時にAir by crazybabyは約1億円を集めたプロジェクトとしてかなり注目された製品でもあります。
1億円というと当時の日本のクラウドファンディングでは過去最高額です。
巷ではAppleのAirpodsが話題ですが、僕は断然このAir by crazybabyをおすすめしたいと思います。
「Air by crazybaby」を開封してみる
Apple製品を彷彿とさせる真っ白な箱を開けると、まずは説明書とステッカーがお目見えします。
と言っても、説明書を読む必要のないくらい簡単な操作性なので、僕は一切読んでいません。
しかも、英語なのでスルーする人がほとんどだと思います。
ステッカーが地味にお洒落なので、PCに貼ってみるのもいいかもしれません。
Air by crazybabyは「カナル型」なのでサイズ調整のイヤーピースが同梱されています。
イヤーピースのフィット感は、使い心地に直結する大事な要素なので、まず初めに自分の耳の穴にぴったりハマるイヤーピースを見つけましょう。
僕はデフォルトのMでちょうど良かったです。
ジャンプしたり首を振ったりしても落ちない状態が理想です。
そして、シリコンカバーもついていました。
これは、防水性をアップさせるためのものです。
ただ、僕はこれは使っていません。
Air by crazybabyはこのカバーなしでも防水性が高いですし、何よりせっかくのスタイリッシュなデザインが台無しになってしまうので、あまりカバーをつけることはおすすめできないです。
大雨の日に傘をささずに使用するといった特殊な状況下でのみつけるのがいいでしょう。
「Air by crazybaby」の基本的な使い方
ここでは、Air by crazybabyの使い方を解説していきます。
といっても説明もいらないくらい簡単です。
充電ケースについて
まずは、この筒状のケースがチャージングカプセルと呼ばれる充電しながら持ち歩けるケースです。
13cm×3cmの手のひらサイズなので、携帯するにはカバンが必要になりますね。
この辺は、Airpodsのケースの方がコンパクトでいいです。
ただ、デザインはAir by crazybabyの方がイケていますね。
アルミの質感に高級感があり、手に持った時のスベスベとした手触りがいい感じです。
このケースで15時間分の充電が可能なので、1日は余裕で持つでしょう。
○の所に合わせるとロックがかかり、●がロック解除です。
ただ、少し作りが雑なのか、○でも少し力を入れて引っ張ると開いてしまいます笑
密閉性は高いので、雨で少し濡れたとしても問題ないですね。
頭の部分を左右にスライドすると開閉します。
音楽を聴きたくなったらパッと取り出せるので便利です。
この窪みの部分にイヤホン本体を置くと充電される仕組みになっています。
この部分はマグネットになっていて、イヤホンを収納するとしっかり固定されるので、ケースを振ったり逆さにしたりしてもイヤホンは落ちないので安心です。
イヤホン本体の裏の金属部分と、充電ケースの金属部分が接することで充電される仕組みになっています。
イヤホン側の金属部分はとても薄いので、着用していても違和感などなく快適です。
イヤホンをケースに入れるとLEDが青く光ります。これが充電している合図になります。
たまに、接触不良でケースに入れても充電されないことがあるので、ケースに入れたらLEDが点灯していることを確認してからしまいましょう。
ちなみに、残り充電0%から充電すると約30分でフル充電されます。
充電スピードはまあまあ早い方ですね。
充電ケース自体の充電もしなくてはいけません。
端子規格はUSB-Cです。
USB-Cケーブルは付属されているのですが、15cmととても短いので別途長いやつを購入した方がいいですね。
まだまだイヤホンはmicroUSBが主流ですが、今後はUSB-Cがメインになっていくと思います。
やはり、USB-CはiPhoneのLightningのように上下どちらからでも挿せるのが良いところです。
ケースの充電をしている間はケース側面にあるLEDが黄色く点灯し、終わると緑に変わります。
Airpodsはこのような充電を知らせるLEDがないので、この辺りはAir by crazybabyに軍配が上がります。
音楽の聴き方
では、実際に音楽を聴く時の操作方法を説明していきます。
まずは、ペアリングです。
Air by crazybabyはBluetooth4.2という最新の規格を採用しているので、従来のBluetoothイヤホンよりもペアリングが簡単です。
iPhoneの場合は、「設定」→「Blutooth」で進んで”自分のデバイス”のところに「Air by crazybaby」が表示されるので、それを選べば速攻でペアリングが完了します。
Bluetooth4.2はペアリング自体も安定しているので、遅延が少ないのも特徴です。
動画視聴も違和感なく視聴できます。
昔では考えられなかったんですが技術は進歩しているんですね。
電源は、この真ん中の部分を長押しすることによってオンオフできます。
オンにするとLEDが点灯し、効果音が流れます。オフも同様です。
少し面倒なのが、左右両方を長押しでオンにしないといけないことです。
Airpodsのように、ケースから取り出したら自動で電源がオンになるようなことはありません。
電源オフは片方を長押しで大丈夫です。
実際に装着してみました。
やはり、Air by crazybabyとAirpodsを比べて違いを感じるのがスタイリッシュなデザインと、イヤホンの小ささです。
耳につけていてもほとんど目立ちません。
耳からうどんと呼ばれることもないでしょう笑
また、Airpodsはカナル型ではないので、人混みや駅のホームといった騒がしい場所では音楽が聞こえづらいという欠点があります。
結構、音漏れもしますしね。
しかし、Air by crazybabyは耳栓タイプのカナル型なので、周囲の音を遮音し音楽に集中しやすいし、フィット感も最高です。
この点が僕がAir by crazybabyを薦めるポイントです。
前から見てもこんなにスッキリ。
そして、コードが一切ない完全ワイヤレスなので、夏場の汗をかいた時に首元のコードが汗でくっついてイヤホンが外れるといったストレスがありません。
この快適さは、味わった人にしかわからないと思います。
そして、肝心の音質ですがこれは十分合格点です。
最初は、音が少しこもっていたのですが、1ヶ月くらい使用したらエイジングも進み、音がよく通るようになりました。
もちろん、1万円くらいの有線イヤホンと比べると音質は落ちますが、体感的には僕が所有する3,000円のオーディオテクニカのイヤホンと音質はそこまで変わらない印象です。
未だに、街中を見渡すと圧倒的に有線イヤホンで音楽を聴いている人が多いですが、早くワイヤレスにするべきだと思っています。
有線は、音質は良いけどコードが体に当たった時に擦れる音が耳にダイレクトに伝わるので、全く音楽に集中できません。
それは、左右がコードで繋がっている準ワイヤレスイヤホンも同じです。
完全ワイヤレスでコードから解放された時、皆がコードがないことが音楽鑑賞にとって重要なことだったんだと気づくはずです。
Air by crazybabyのデメリット
では、僕が実際にAir by crazybabyを使ってみて残念に思ったところにも触れたいと思います。
やはり、完全ワイヤレスはまだまだ過渡期なので、問題点も多いと感じました。
接続が安定しない
まずは、左右のイヤホンの接続が安定していないことです。
左右の音ズレは全くないのでそこは素晴らしいのですが、動いていると時々、片耳のどちらかの音が止まってしまうことがあります。
僕が実際に色々試してみて接続が不安定になりやすいと感じたのが、
- 頭を左右に大きく動かした時
- 耳周辺に遮蔽物がある時
僕は、自転車に乗るのですが、後方確認する時などに大きく頭を動かすと接続が不安定になることが多々ありました。
ただ、普通に歩いている時などは安定しているので日常生活で問題はないと思います。
また、耳を手のひらで覆うと接続が切れるので、イヤーマフのような厚みのあるもので耳を覆うと接続が不安定になるようです。
髪の毛くらいなら問題ないので、女性やロン毛の男性でも安心して使用することができますよ。
再生時間が短い
メーカーの公称では再生時間は3時間となっていますが、実際は3時間も持ちません。
僕が試してみた結果は、2時間15分が限界ですね。
Airpodsは一回の充電で5時間再生ですから、その点はAir by crazybabyは残念な点といえます。
僕は、主に通勤のような移動中に音楽を聴くので、2時間以上連続で使用する場面がなく不便に感じていませんが、勤務中にずっと使いたいというようなニーズに答えられる製品ではないということです。
この辺りは、使用者にもよるので自分の生活スタイルと相談しながら決めると良いでしょう。
※他のユーザーの方に聞いたところ、3時間くらい再生できているという意見があったので、僕がハズレを引いた可能性が高いです。それなりに個体差が生じてしまうみたいですね。
まとめ
ということで完全ワイヤレスイヤホンのAir by crazybabyを紹介していきました。
2016年頃から市場で完全ワイヤレスイヤホンが増えてきましたが、まだまだ製品として良いものは少ないです。
その中でもAir by crazybabyはデザインの面でかなり優れていると感じます。
他社のイヤホンはサイズも大きく不恰好なものが圧倒的に多いからです。
そして、やはりイヤホンはカナル型に限ります。
周囲の音が聞こえるというのは状況によってはメリットにもなりますが、音楽を楽しむという点ではかなりマイナスです。
音質も悪くないし、移動中の音楽鑑賞としては十分なレベルです。
値段も1万円代から手に入るので、完全ワイヤレスイヤホンの入門としてはベストな製品だと思います。
では!