以前は手を洗った後は、水気を切ってそのまま自然乾燥で通していたが、最近はさすがに手が拭けるものを携帯するようになった。
昔はハンカチなどを持つのは、ちょっとかっこ悪いと思っていたので、月日というのはすぐに人の考えを変えるものだ。
とはいっても、真っ白なハンカチとかは自分には似合う気がしないのでバンダナをハンカチ代わりにしている。
普段、カジュアルな服装なので、さっとポケットから出しても違和感がない。
元々、スケボーをする時に髪が長かったので帽子代わりにバンダナを巻いていたのだが、髪を切ってから出番がなくなっていた。
こういう小物は色々、使い方に応用が利くから良い。
バンダナといえばペイズリー柄
バンダナといえば、やはりペイズリーだろう。
僕はどうも昔からペイズリー柄に心惹かれるようだ。70年代のシャツが好きで、持っている柄はほとんどペイズリーだった。
その歴史は古く、17世紀には生まれていたというから驚きだ。
原型は古代ペルシャからもたらされた。
それ以降、スコットランドのペイズリー市でこの柄の織物が量産され、この名前が一般的に使われるようになった。
日本的に見れば勾玉模様とも言え、なんだか神聖な模様にも見えてくる。
柄、生地の風合いなどを考慮するとヴィンテージものが一番良い。
バンダナを買うならヴィンテージがオススメ
僕が持っているバンダナもすべてヴィンテージだ。だいたい、80年代のものが多い。
当然ながら、MADE IN USAである。そしてコットン100%だ。
最近は百円均一でも、コットン100%を見掛けるが生地としてはもはや別モノだ。
ヴィンテージは柔らかく、風合いがとても良い。
手を拭くという用途で、肌触りは一番気になる要素だ。
現行のものは、ごわつくし縫製も弱い。
左側にCRAFTED WITH PRIDEの星型のロゴマークがあるが、これは80年代の特徴だ。
ヴィンテージというよりはオールドといったほうが正しいかもしれない。
もっと古いものになると動物のマークが入っていたりする。
代表的なものだとエレファントブランドの象のマークだろうか。
柄もペイズリー以外にクロスモチーフなど、様々な種類があり、違いを比べてみるのも面白い。
ヴィンテージバンダナのコレクターが多いのも頷ける。
ヴィンテージバンダナは安く買えるのも魅力の一つ
同じペイズリーでももちろん違いがあり、小さな違いで雰囲気ががらりと変わる。
ヴィンテージモノはなぜ、こうも魅力的なのだろうか。
現行のものより、柄が細かく、力強さが感じられる。
それでいて、安価なのだから選ばない理由がない。
ピンキリだが、安いモノだとヴィンテージでも500円くらいで買える。
バンダナといえば赤だが、僕は断然、黒が好きだ。
黒は玉数も少なく、元々希少だったが最近は更に見掛けなくなったように感じる。
綺麗なハンカチはアイロン掛けされていないと、だらしなく感じられるがバンダナは皺があっても様になるから不思議だ。
なるべくアイロン掛けはするようにしているが、僕のようなずぼらな人間には、気楽に使える利便性は重要な要素だ。
今でも、古着屋に行くとバンダナをチェックしたりしている。
50年代のものなどは、バンダナとは思えないくらい高いのだがいつか手に入れたい憧れのアイテムである。