『損な役回りの人』は強い。経験は自分を裏切らないということ


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会社でも学校でも、必ず一人はいる”損な役回りの人”

自分がそうだという人も、そうじゃないという人も、共通認識としてなるべくなりたくない側であることは間違いない。

飲み会ではいつも幹事をやらされたり、みんなで出掛ける時の段取りを決めるのがいつも自分だったり、色々なパターンがあると思う。

しかし、僕はそんな損な役回りの人になることはとても良いことだと思っている。

ネガティブなイメージのある”損”も考え方を変えれば自分を高める強力なツールになるのだ。

損な役回りの人は経験値が高い

飲み会の幹事ばかりやらされる人は毎回、場所から駅までのアクセスだったり、参加者との事前連絡だったりやることが多い。

僕もやった時は大変だった。なるべくなら二度とやりたくないと思うだろう。

しかし、実はその分、他の人より経験値を積んでいるということでもある。

渋谷で4~5人でこの予算だったらこの店がいいとか、路地を入った所にある穴場の店が安くておいしいだとか、お店情報が溜まっていく。

当然だ。

だいたいの幹事は事前にリサーチを行うので自然と詳しくなっていくのだ。

幹事だけではなく、旅行や遠方へ遊びに行く時も同じだ。

その場所の名産とか、面白いスポットとか、事前に調べた情報はすべて自分の引き出しにしまわれる。

知識のアドバンテージ

傾向として、自分で調べた情報は記憶に残りやすいからだ。

もちろん、他の参加者も自分で行ってみて感じたことは自分の経験として蓄積される。

だが、計画した者はその何倍もの情報を得ているのだ。

例えば、数人で神社巡りをしようという話になり、その計画の概要を任されたとする。ここでいうところの”損な役回りな人”だ。

そして、その地域の神社を片っ端から調べ、その日の特別な行事だったりも調べる。

そして、いくつかをピックアップして、参加者と相談して3つの神社を巡ることに決まる。

その場合、そのイベントで参加者は3つの神社しか知ることはできないが、損な役回りの人はその何倍もの神社の情報を知ることができるのだ。

しかも、何月何日にはお祭りが開催されるなどの、その日行っただけでは知ることのできないことまで頭に入っているわけだ。

もちろん、その日行かなかった神社は実際の雰囲気とか、混雑状況などの実際行ってみてわかる情報は得られないので、質は低いかもしれない。

だが、損な役回りの人は他の人と比べ、それだけ知識のアドバンテージを得ることができるのだ。

そうした経験は必ず、今後も役に立つときが来る。

取引先の人と打ち合わせに使うお店を決める時だったり、恋人とのデートの時だったり、過去のリサーチが活きてくる時があるのだ。

これは損な役回りを引き受けたから得られることだ。

どんどん、損な役回りになろう!

経験は自分を裏切らない。

それは生きていく上での武器になるし、絶対に折れない剣みたいなものだ。

僕も遊びに関しては自分で計画することが多い。

大体が好きでやっているので”損な役回り”とは違うかもしれないが、めんどくさいと思うこともある。

だが、この損な役回り理論(僕が今つけました)を思い出し、モチベーションを維持している。

これは経験値を稼いでいるのだと。

RPGゲームでも戦えば戦うほどレベルが上がり、強くなっていく。

逆にモンスター(ここでいう所の幹事や企画)を避けてばかりではいずれ壁にぶつかる時が来る。

この「損な役回り理論」だと、その役回りは実は”損”ではなく”得”なのである。

人より経験値が高ければ、壁にぶつかることも少ないし、たとえぶつかったとしても乗り越えるのは簡単なはずだ。

結局のところ、人生において苦労が人を強くするというのは真理で、必要なことだと思っている。

一つ勘違いして欲しくないのは、仕事(特にブラック企業)や人間関係の苦労はすぐに逃げたほうがいい。

自分を壊してまで耐えなければいけないことなどあってはならない。

ここでいう苦労は”損”程度の苦労だ。

だから、その見極めを間違わないでほしい。

逆に、損な役回りくらいの”プチ苦労”は僕はどんどんすべきだと思う。

その苦労が自身の血となり、肉になるのだから。

では!

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